まず基本的に子が親の体質を継ぐということに対して、健康な人は、あなたのように自責の念を持ちません。(あなたのご主人は、自責の念いさいなまれていますか?)別な例でいうと、親がガン体質で子供もガンになった、親が糖尿病家系で子供も糖尿病になった、などというときに、ふつう自分を責めたりしません。自分も先祖代々引き継いできた体質を持っていたからにすぎないからです。ご先祖や親を恨んでも仕方ありません。逆にいろいろな良い面も引き継いで、そして、次の代に引き継がれていくだけです。たまたまその病気になったら、その子も治療を受ければよいだけです。あなたの息子さんも、両親のどちらから(あるいは両方から)その体質を継いだとしても、とにかく治療を受ければよいだけです。ところで、あなたの場合、心身が疲弊しきった時に脳の炎症が生じ、脳波の乱れも生じる、と考えてよいのかもしれません。そうであれば、もしも「調子が良いときに、つい調子に乗って一気にやってしまう」「なんでもきちんとやらなければ、気が済まない」などという行動パターンがあるならば、そのような行動パターンを変えていくことで、自分を疲れさせないように心掛けることも大事です。健康な人は、けっこう適当に(適度に手を抜いて)生活しています。そのような健康な生活習慣を身につけることです。それでも、「情緒不安定」「過敏性」「パニックになりやすい」などの症状があるならば、抗てんかん薬の服用は非常に効果があります。もう少しご自分の病状・経過を見ていてもいいのではないでしょうか。(なお、主治医の先生はなかなか良い処方をしてくれていると思いますが、ロナセンの量がもう少し増えれば、ぐるぐる考えてしまい、精神的に疲れたり、精神的に不安定になったり、マイナス思考気味になったりすることをコントロールできるようになると思います。)> ありがとうございます。> とても丁寧な説明で、ずっと長い間モヤモヤしていたものが晴れたようで何といったらいいか、感謝としか言いようがありません。ただ、その反面、動揺もしています。> > というのも、私には息子がいるのですが、彼は小さい頃「てんかん」を煩い、今も経過観察で通院しています。主人の家系が発作家系なので、その影響なのかと思っていましたが、> 実は私が原因だったのかもしれないと分かると、どうにもいたたれません。> > 高校生のとき、突然右手が震えだし、左手で押さえつけたりしたことがありましたが、それもてんかんの症状の1つと考えてもいいのでしょうか。> > 私がいま服用している薬は、ロナセン2mgとセディール5mgを1日2回。ワイパックス0.5mgをパニック時の頓服として常備しています。先生のお話を伺ったところ、その他にてんかん薬も必要なのではないかと思うのですが、大丈夫でしょうか。ちなみに、今は書痙はありますが、それは人前での緊張時に限ってのみで、高校生の時にあった突然わけも無く手が震えだすというのは、ありません。> > かかりつけ医にも相談してみますが、何せ人を前にすると、相手の気持ちが頭に割り込んできて、思考がとまってしまうので、言いたいことの半分も言うことができません。> > 先生のご意見を聞かせていただければと思います。> よろしくお願いします。